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皮膚のガードマンこと「ランゲルハンス細胞」とは?

免疫細胞は、体の中のいたるところにあります。

例えば、人間の消化器官の腸には、免疫細胞が特にたくさん集まっていると言われています。血液の中には白血球が常に体の中を巡って、異物や病原体と戦っています。

それでは、皮膚にはどんな免疫細胞があるのでしょうか。

皮膚の免疫の細胞の名前は「ランゲルハンス細胞」と呼ばれています。あまり聞いたことがないかもしれませんが、皮膚のガードマンとも呼ばれ、人が生きていく上で重要な役割を持っています。

今回はその「ランゲルハンス細胞」についてご紹介したいと思います。

皮膚のバリア機能

顔を覆う女性

まずは皮膚のバリア機能ついて少しだけご紹介します。

表皮角質層

皮膚の一番外側にあるのが表皮角質層と呼ばれる部分です。表皮は「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」と四つの層に別れていて、その一番外側が角質と呼ばれる部分です。

この部分は人の体の中でも一番外側にあり、その厚さはなんと0.02ミリと言われています。サランラップなどを想像してもらえるとわかるかと思いますが、それだけ薄い膜なのです。

しかし、その角質層には大きな機能が二つあり、一つは肌の表面から埃や菌などが体内に入るのを防ぐこと、もう一つは体の中の水分を外に逃さないようにすることです。

これらは肌の第1のバリア機能と呼ばれています。

タイトジャンクション

角質層のその下にある顆粒層。ここにも皮膚のバリア機能として大切なものがあります。

ここには密着結合と呼ばれる、タイトジャンクションというものがあります。これは端的に説明すると細胞と細胞の間にあるシールのようなものです。

タンパク質でできていて、肌以外にも血管や胃腸、肝臓などにもあります。

細胞と細胞の隙間を塞ぐようにあるタイトジャンクションがあることで、肌の水分や栄養素が体の外側に出ていくのを防いだり、表皮角質層と一緒で、外部からの異物が侵入するのを防ぐような機能があります。

これが肌の第2のバリア機能となります。

しかし、その二つのバリア機能を異物や病原体に越えられた場合は、どうなるでしょうか。

ここで「ランゲルハンス細胞」が活躍するのです。

ランゲルハンス細胞とは

ランゲルハンス細胞は、樹状の突起を持っていますので「樹状細胞」とも呼ばれる細胞で、マクロファージのような働きをします。

マクロファージは、自分で異物や体の敵とみなすものを捉えて、細胞内で消化行うことで攻撃します。さらに、免疫情報をリンパ球に伝えるような機能を持った免疫細胞です。

ランゲルハンス細胞は、皮膚の表皮の中に存在する細胞ですが、これらは表皮の細胞の2~5%ぐらいを占めていると言われています。さらにこれらは、突起を利用して皮膚の中にネットワークを形成していて、それらのネットワークによって異物の侵入を見逃さないようにしています。

ランゲルハンス細胞の働き

冒頭で紹介したのは、物理的に肌を守る機能でしたが、こちらでは免疫反応によって皮膚を守る細胞の話になります。

「ランゲルハンス細胞」は外部から病原体や異物、その他の有害な物質が侵入してきた時に、神経細胞などを使って、脳へと皮膚の状況を伝達し続けています。

これが常に行われることで、皮膚が正常に状態になるバランスをとっているので、センサーのような役割から「皮膚のセンサー」と呼ばれることもあります。

さらに、ランゲルハンス細胞は、皮膚のバリア機能が破られて入ってきた侵入者に対して、レセプターで取りこみ、その情報を他の免疫細胞へと通達します。

その免疫細胞が皮膚に移行して、侵入者と出会うことでサイトカインと呼ばれるタンパク質を産生し、それらの影響によって炎症などを起こして、侵入者を倒したりもします。

さらに、肌の水分を保つような働きと、肌のバリアの機能を果たすことも知られています。

このような点から、肌の免疫力として「ランゲルハンス細胞」が重要だということが言えます。

ランゲルハンス細胞の減少

ランゲルハンス細胞が、皮膚の免疫機能に大切なことは先ほど説明した通りです。

しかし、このランゲルハンス細胞は、加齢とともに機能が弱体化することが知られています。

ある調査結果では20代のランゲルハンス細胞の自己防衛機能よりも、50代の方が自己防衛機能は顕著に低下することがわかっています。

その他にも「活性酵素」「紫外線」「ストレス」などによっても、ランゲハンス細胞が弱ることが知られています。

これらの影響から、免疫力が下がると肌トラブルが引き起こされると考えられています。「シミやシワ」「老化してしまう肌」「吹き出物」など、大きな肌トラブルを引き起こしてしまうこともあります。

肌の免疫力を上げる食べ物

女性の顔のアップ

ランゲルハンス細胞が肌にとって必要なことがわかってきたかと思いますが、このランゲルハンス細胞を増やす方法、免疫力を上げる食べ物についてご紹介します。

厳密にはランゲルハンス細胞に直接はたらきかけるのではなく、ランゲルハンス細胞を覆う「沈静化酵素」という自己防衛機能をもつ酵素の減少を防ぐようにすることで、肌の免疫力をアップさせます。

「人参」や「かぼちゃ」に含まれるβカロテンは、肌荒れや皮膚の乾燥にも効果があるとされています。βカロテンは油との相性が良いことで知られています。そのため、油で炒めたりすることで体内への吸収率が上がると言われています。

ユリ科やアブラナ科の野菜に関しては、白血球の免疫機能を高める効果があると言われています。

淡黄色野菜などとも言われているカブや大根、玉ねぎなどは、免疫力アップに効果があるとされています。こちらも油との相性が良く、免疫力のアップに効果的と言われてます。

その他の肌に良い食べ物

そもそも肌の免疫力が下がってくると、本来外敵から身を守るための防御機構がきちんと働かなくなります。それはつまり、肌の健康状態が脅かされることになります。

免疫力が低下して、実際にバリア機能も落ちると、汚れ、埃、細菌、紫外線などの影響で、肌荒れのトラブルなどが起きてしまいます。

そのため、肌のセルフケアを行うために必要な要素として「ビタミン」や「ミネラル」の摂取も重要となります。

βカロテンは先ほど紹介しましたが、それ以外にもビタミンC、Eなどは肌に良いことで有名です。ビタミンCは「トマト」「パセリ」「いちご」などに多く含まれ、ビタミンEは「アーモンド」「緑黄色野菜」「うなぎ」などに含まれています。

ビタミンと一緒にミネラルも一緒に摂取することで、ホルモンバランスを正常化し、肌にも良い影響があります。

穀類や野菜、大豆などに含まれるマグネシウムは、タンパク質を合成するのに必要なミネラルであり、皮膚に関わるミネラルとして知られています。

亜鉛も新陳代謝に必要なミネラルで、「牡蠣」「ごま」などに多く含まれています。

今はサプリメントでも手軽に摂取できますので、色々と探してみるのも一つの手です。

「ランゲルハンス細胞」と肌の免疫との関係のまとめ

皮膚には様々な防御機構がありますが、その中でも肌の免疫に大切と言われているのが「ランゲルハンス細胞」です。

大きく分けると「肌の水分を保つ役割」「バリア機能をつくる働き」があります。どちらも肌にとっては必要な機能です。

これらは加齢などによって減少することが知られており、肌の免疫力が低下していきます。しかし、食生活の改善でこの減少を食い止めたり、守ったりすることもできます。

肌は体の内部から大きく変わっていきますので、肌の免疫機能や肌のケアを行いたいと考えている人は、まず食習慣から見直してみるようにしましょう。

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